形成外科
上記の症状が当てはまったら・・・ それは、「眼瞼下垂」かもしれません。
当院の眼瞼下垂外来にお気軽にご相談ください。
眼瞼下垂症はあくまでも病気であるため、 診断基準に基づいて、手術適応を決めていきます。手術が必要のない方を保険診療で治療することはありません。なぜなら手術にはどんな手術にも合併症があり、“手術後の期待できうる結果や効果”と“手術後起こり得る合併症”を天秤にかけて判断する必要があるためです。手術適応は、手術後に期待できる結果や効果が合併症のリスクを上回る可能性が高い基準とも考えられます。
保険診療では、整容目的を前提にした治療はできませんが、治療において形成外科&美容外科的視点や考え方はあって困ることはありません。なぜなら、形成外科&美容外科では、日常診療において、いかに合併症を抑え、整容的にも満足となる結果を求められることが多いからです。当院では保険診療の眼瞼下垂の方でも形成外科&美容外科的視点で見た眼瞼下垂症手術を行います。
正常では、まぶたを挙げると瞳孔(黒目の中心)から3.5mm以上挙げることが できます。
眼瞼下垂症では、まぶたをあげても瞳孔(黒目の中心)から1.5mm以下までしか挙げることができません。さらに軽度、中等度、重度に分かれます。
①生まれつきや②加齢によるもの③コンタクトレンズによるものがあり、 ①を先天性眼瞼下垂症 ②を後天性(退行性)眼瞼下垂症 ③コンタクトレンズ性眼瞼下垂症といいます。 また、②の退行性眼瞼下垂症はさらに、 まぶたを挙げる筋力が低下した ②-a 腱膜性眼瞼下垂症と 皮膚のたるみがぶら下がった状態の ②-b 弛緩性眼瞼下垂症に分かれます。
視野が狭くなったことを補うために目を見開くクセから、以下のような症状・影響が現れます。
眼瞼下垂は、目薬や自力では完治できません。治すには手術が必要なのです。
眼瞼下垂の症状には以下のようなものがあります。 最近まぶたが下がってきた まぶたが重い 物がみえづらい 額のシワが気になる 眠たそうに見える 二重の幅が広くなった たるみがぶら下がって二重の幅が狭くなった 頭痛がする 肩こりがひどい
①傷の長さによる方法【経結膜下(裏からのアプローチ)によるもの含む】
まぶたを5㎜前後切開し、緩んだ眼瞼挙筋を糸で結びます。 切開した箇所が二重のラインとなるため、傷跡は目立ちにくくなります。
特にたるみの強い方、重度の症状の方は全切開法がおすすめです。 まぶたの表面3~4cmを切開し、緩んだ眼瞼挙筋を糸で結びます。切開して余剰皮膚を取り除くため、たるみも同時に改善することが出来ます。 心配する傷跡は、二重のラインに一致するため、目立たず、きれいに隠れます。
経結膜ミュラー筋タッキングは、まぶたの裏側を特殊な糸で縫います。ダウンタイム(術後から手術前の状態に回復するまでの期間)も数日と短く済み、腫れも少ないのが特徴です。 適応は元々二重ラインがある方で、主にコンタクトレンズ性眼瞼下垂や軽度眼瞼下垂の方に限られます。いわゆる症状としては眼瞼下垂症によって、眠たい印象になっててしまった方に適応となる事が多いです。 眼瞼下垂症でお困りの方で、仕事などの事情により、皮膚を切開したくない方などは一度ご相談ください。 二重埋没法(挙筋法)をミュラー筋タッキング手術としている一部の施設もあり、混同されることがありますが、それとは異なり、当院では裏からのアプローチにてミュラー筋だけでなく挙筋腱膜も前転しますので、切開手術と同等の効果を期待できる方法です。 ただし、繰り返しになりますが、全ての方に適応とはなりません。以前に手術をしたことがある方や整容目的の二重術をした事がある方、整容目的の方には対応していません。
②手術術式の違いについて
保険診療で定められた眼瞼下垂手術(K219)は (1)眼瞼挙筋前転法 (2)筋膜移植術 (3)その他のもの となります。
眼瞼下垂は保険診療が可能です。 保険適応の場合、診察料や検査、手術料金はおよそ以下の料金になります。 具体的な内容 1割負担の方 3割負担の方 初診料 280円程度 850円程度 再診(経過観察など)再診料+術後消毒 120円程度 360円程度 術前検査 手術前の血液検査 1,000円程度 3,000円程度 眼瞼下垂手術 挙筋前転法(片目) 7,200円程度 21,600円程度
傷は目立たないように縫合しますが、傷は傷 出血や血腫、感染 腫れ、腫脹 後戻り 兎眼、閉眼不全 手術による効果が弱い ドライアイ症状 異物感 アレルギー反応
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