2014年に保険適用となった2つの下肢静脈瘤治療器機があります。それが当院で扱っている2つの器機です。
この2つの治療器機は、2011年に保険適応となった従来のレーザーと較べて治療後の痛みや皮下出血が非常に少なくなっているとされています。
※①ELVeS1470nmレーザーは国内の治験段階で治療後の痛みが“0%”という結果と報告されている。
※②高周波治療は海外で行われた

ELVeS1470

悪さ(逆流)しかしない血管(静脈)は必要のない血管です。無くなっても身体にとってマイナスになりません。血管内レーザー焼灼術は、その原因血管(静脈)に細いレーザーファイバーを通した後、血管(静脈)の中からレーザー光を照射させて血管(静脈)を焼いて、血管(静脈)を塞ぐ治療です。ELVeS1470は、光ファイバーが改良され、光ファイバーの先端から前方に照射されるのではなく、側面から周囲360度にレーザーが照射されます。また、ファイバーが2個のプリズムをもつラディアル2リングファイバーで、1つ目が予め血管を収縮させ、2個目のレーザーでさらに静脈壁温度を上昇させる仕組みで、静脈を均等に焼き、確実に原因血管を塞ぐことを効果的に行います。

高周波

高周波治療は、レーザー治療と同様に原因血管(静脈)に細い管(カテーテル)を入れて、内側から血管(静脈)を焼く治療です。光ファイバーの代わりに高周波専用のカテーテルを使います。このカテーテルは先端から120℃に発熱する部分が7cmある構造になっていて、血管を7cmずつ焼いていきます。一度に7cmずつ焼けるので治療時間が短いのと温度を自動制御するので常に一定の条件で治療することができます。米国ではレーザー治療と同じぐらい普及しています。

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